ひたちなかエンデューロ キングの部 3位

11月19日(日) ひたちなかエンデューロ キングの部に出場した。
キングは午前3時間、午後2時間、合計5時間のラップ数を競うカテゴリー。

キングの部は先頭についていく我慢比べゲーム。
同カテゴリーでも今までのリザルトは1位、2位は同ラップだとしても、以下は、順位とラップは等差順列
のような結果になっている。

今回のレースも同じ我慢比べで最後の2時間でスプリント頑張ればいいと思っていると考えていた。

ただ、今回のレースはそんな状況じゃなかったのはエントリーリストを見ればあきらかだった。

要チェック人物
 ・No.2 位下さん(チームバーニア)
   富士チャレでも同グループ、その他レースでも基本上位で入賞している。
 ・No.8岸本さん (Growing Racing Team)
   Jエリートでも活躍されるチーム。逆立ちしても経験値その他勝る気配が全くない。
 ・No.22 北野さん(Team Oltre)
   言わずもがな、説明不要。

今回のレースの目標は絶対に優勝。

5月の同カテゴリーでは、優勝はRXの高岡さん、勝てなくて当たり前(この気持もどうかと思うが)であり
今回は、出場しないと聞いていたので絶対に優勝したかった。

前夜、エントリーリストを元に選手を調べると、なかなか強い方が多くいらっしゃって
不安だけが募り、調べるなんて意味ないことだとよくわかった。

キングが逃げればそれをだれであれついていくそれしかないと思った。

 


前半戦
 キングはマスドスタート。どうせ追いつかれるのであるから、キングの集団も適当にローテを回す。
 徐々に3時間グループが迫ってきており、早々に吸収。
 序盤は、小さなアタックが続くが逃げは決まらない。
 途中、北野さん含む数名のアタックが決まる。
 40秒前後まで開いたが、集団も様子見。
 2時間を経過後、タイム差自体開くも縮まるもなく、集団が慌ててくる。
 当初は、3時間組にローテーションしてもらっていたが、
 キングもやばいと思い、有力勢含めローテに参加する。
 というか途中はほぼキングでしかローテしていなかった。
 北野先生であれば、数秒差が命取りになるので、全員殺気立っていた。
 この追っている状況はくそ辛かったが、なんとか吸収できた。

 ゴール時点で、私の順位は3位。トップは北野さんと位下さんで秒差は2秒以内。
 他のキングも7人位?は数秒差だった。
 同一集団は同タイムで換算するというUCIルールは適用されず、集団内でもポジションを後半は意識しないといけない。
 スプリントで2秒差をつけてゴールするのは大変きつい状況だ。
 ただ、どんな状況でも必ずこの2秒差を覆ることができるチャンスはある。

お昼
 あぁ、もうこのまま帰ることができればいいなぁ、と切実に思う。
 前半戦で優勝が圏内に入っていれば、笑いながらのお昼なんだけど、
 10名弱の選手が10秒以内に前半戦で終わるという状況は、
 気持ち的には一切の余裕が無く、精神的には一切余裕が無い状況。

 まずは、イナーメのCXオイルで脚を徹底的にマッサージ。
 心臓よりも脚を上げて、脚に疲労物質が貯まるのを防ぎ、固くなるのを防ぐ。
 
 カフェインと糖分を取る。

 後半戦の戦いに気持ちを集中する。

後半戦
 この後半戦で表彰台に立てるか、立てないかすべてが決まる。
 大切なことは、ライバルの動きと、無駄な体力を奪う動きをしない、
 集中すること。

 マスドスタートは、前半戦に比べて、後半戦はもっとゆっくりスタート。
 2時間集団には荒川ズーレーシングの田島さんがいたけども、吸収されるや否や、一気に逃げをかます。
 逃げにはキングはいないので、キングは様子見、2時間組も様子見で、逃げが一気に決まる。
 逃げは、田島さんと、内房レーシング、4名。
 この逃げが結構強烈で、1時間経過しても、一向に縮まることも無く、集団も慌て始める。

 キングにとっては、この逃げはどうでもよく、勝てせてあげればええやんけと思い、
 早く集団も落ち着いてほしいと心のそこから思っていた。
 
 特に田島さんであれば、勝ってほしかったから、一ミリも引きたくなかった。

 そん中、キングの北○さんが「このままだと逃げられちゃうよー! 頑張って追わないとー!」
 と集団へ激を飛ばす。


 ほんま煽るの勘弁してくれ。。。。


 切に願う。

 つるマスの西村さんも非常にいい動きをしてくれた。
 友人だと後ろいても非常に安心するし、気持ちにも落ち着きがでた。
 多分途中30分位はずっと西村さんの後ろにいたと思う笑

 集団はラスト30分弱くらいで逃げを吸収。
 
 あぁ、田島さんお疲れ様です。
 ナイス逃げです。

 個人的な敢闘賞を差し上げます。

 ここから細かいアタックが続くが、2時間は基本無視、
 キングの動向だけを伺う。
 北野さんもアタックをかますが、流石にすぐに吸収。

 ラストが向かうに連れて、優勝するにはスプリントでの3秒差で勝つこと。

 ラスト周回、いつものごとく、集団の密集度も増し、ポジション争いが激しくなる。

 最後の、カーブを無事にこなし、上りでは、前方に北野さん、位下さんがいた。
 必死に踏むが、追いつけなかった。

 あぁ、また勝てなかった。。。


結果、
1位;北野さん 
2位:位下さん +0:00
3位:甲斐   +0:01
4位:岡田さん    +0:02
5位:浅海さん +0:06
6位:岸本さん +0:21

このメンツで、200km弱走ってこの順位は悪くは無いと思うが、
優勝目指していただけに、必要最低限のなんとかの結果だと思う。

コンディション的にもほぼ完璧な状況だと思っていたが、所詮自分の全力はこんなもんかなと
諦めて寂しい気持ちでもあるが、来年にむけて今の数十倍の時間と命を削って頑張っていきたいと思う。

また、西村さんも意外?にも今回6位で入賞!
リザルト見て、西村信一の名前が6位にあったときは、素直にうれしかった笑

おめでとうございます。 

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