袖ヶ浦 サマーサイクルフェスタ 2時間 エンデューロ

7/9(日) そでがうら サマーサイクルフェスタに参加してきた。


そういえば、自分の初レースが2015年のこの大会だった。
雨が降ってて、1時間くらいで、先頭集団から千切れて、33位とかいう順位だった。
初のレースだったのでこんなもんかと満足しておった。

このレース、主催がマトリックスパワータグ。
レースには、仕事の一環として、マトリックスパワータグの選手の方々がゲストとして参加してくれる。
土井さんだったりホセだったり、野球でいうとイチローや大谷と一緒にやってるもんである。
一般的なスポーツでは考えられない。
こういうレースでもプロとアマチュアが同じコースで一緒に走れるスポーツは他には無いと思う。

プロのひきはすごい。
まー 絶対的なパワーが違いすぎるので当たり前だが、実際に一緒に走ってみると、色々刺激になり勉強になる。

よくプロの鬼引きキツすぎというクレームも聞くが、集団を小さくして落車のリスクを減らすという意味では、"素晴らしい仕事"を毎回してくれる。

この主催のレースは勝つ云々よりも、マトリックスの引きについていけるかが勝負になる。

去年の同レースも2時間平均43km/hでトラウマもん。

去年のもてぎエンデューロはブリッツェンとマトリックスの二チームが先頭を引いて、1時間平均45km/hだった。
いずれにせよ、ゲストライダーでjproの一軍が出てくると、きついレースにしかならない。

当日は夏日で暑さもポイントになる、文字通りの耐久レースになる予測。


レース前日
翌日のレースに備えて、調整ライドをしようと宮田から連絡が来る。自分も翌日の午前、ホイールの振れを取るために、セオサイクルの船橋店に行く必要性があったため、いい機会だと思い参加表明。
当日、案の定企画者の本人が集合時間に今起きたとの連絡。はいそうですか。
調整ライドはピンピンさんと直子さんとの三人で1時間半AP130wのライド。
その後、セオサイクルへ行く。
1時間半ほどで、作業終了。ホンマこの店舗の作業レベルは高いし、接客態度も素晴らしい。こういう技術を扱う店は基本客に対して排他的だけど、ここはそうじゃ無い。
ハートフルな店舗。

結局80km弱の距離で家に帰る。
暑い。35度くらいの気温だった。

暑さ。

レース当日
3:00に起床。以前はこの時刻の起床に驚いたが、今となっては慣れたもの。
暗い寝静まった街の中ニッポンレンタカーに行き、ボンゴを借りるのも、もう何回目だろう。
相変わらずボンゴうっさい。
亀戸に到着し、松井直子喜田をピックアップ。
西船橋で宮田をピックアップ。
西船橋のサンクスにてレーションをゲッツ。

2時間のレースであり、予想消費カロリーは1500kcal 筋中に保存されている糖類を1000kcalとすると500kcal前後取れば良いことになる。
血中の糖類を保険と考えると余裕の数字。
さらに運動中に分解される脂肪分を考えるともっと余裕。

実際、血中の糖類と脂肪分の消費割合は心拍数が上昇すればするほど、糖類の消費の割合が上がる。
ダイエットには、激しい運動よりも会話ができる適宜な運動とはこのことから。

実際レースは、平均170bpmなのでもろ糖類を使う。ダイエットには全く向いていない心拍数。

レース会場に向かい、設営。

レース開始 10分前
袖ヶ浦はコース幅が広いため、余裕を持っての整列。前から4列目くらい?ただ今思うともう少し前でよかったと思う。

レース開始
一周ローリングスタートだと余裕かましてたが、登ってすぐアクチュアルスタート。
あ そうなんだ。
最初の15分くらいは集団もでかく、いつも怖い。なるべく前にいたいが、今日は何故かあまり前にポジションをキープできない。
30分くらい経過して、気づいたら、集団の後方だった。
まずい。
所謂千切れポイント。
直線区間で一気に前に出るが、20mくらいのポジションアップでも、360wで10秒ほど踏まなくてはいけない。
こういう細かなインターバルは後々疲労につながる一番良くないパターン。
トレーニングではいいけど。

1時間弱くらいして、集団も大分小さくなってきた。
前には、松井と宮田がいる。
松井はいつもの鬼引きしているが宮田がいたことには驚いた。
最近湾岸で練習している成果かもしれない。
ただ途中でピンポンに罵声を浴びせてたのは、隣の土井さんもびびってて自分も同じチームとして恥ずかしかった。

それにしても暑い。
どうして35度超えるこの暑さの中、木々も無いこのサーキットを周回しているのか、何が楽しくてやっているのか本当に分からない。
正直やめたいとずっと思ってた。

彩北の吉田さんが話しかけてくれた。
様子見っすかー?。
いやー、ちょっと暑くて辛いですね。

吉田さんは本当に強い。
集団の中を行ったり来たりで、この暑さの中本当にすごいと思った。
リザルトも表彰台で素晴らしい。

そんな中今日は集団に食らいつくだけで必死な自分は哀れにも思えた。

1時間経過し松井は西村にバトンタッチ。宮田も健闘するも集団からドロップ。

確かこの時点で、APが240w NPが255w この気温で踏むべきパワーでは無い。

1時間45分経過。
集団は25人?ソロ単体の周回遅れなしを数えると15人くらいか?

マトリックスがペースを上げ、集団が一気に縦一列棒状になる。

自分は集団の最後尾。
集団の中程で中切れが発生した。

すぐ埋めにかかるが、暑さと辛さで脚がない自分に、埋める力は無かった。

死ぬほど踏んでも、遠のく先頭集団の背中。

千切れる予定は一切なかったため、第二プランを用意して無かった。

茂木であれば、第二、第三まで用意していたが、今回は想定外。

俯きながら、死んでいたら、後方から、西村と宮田の集団に遭遇。

宮田「かいさーん」
西村「この集団緩いので一緒に行きましょう!」

心の友と遭遇。

のってみると、集団はマトリックスの監督が引いていた。
いつかのレースでは、ツルマスヴェロクラブのgod mother こと喜田氏を引いていただき、縁のある監督である。
まさか今回自分が引いてもらう立場になろうとは、夢にも思わなかった。

監督トレインを見てみると、先頭集団にいたメンバーがチラホラ。
順位を少しでも上げたい自分にとっては、この人達よりも早くゴールしたい。

最終周回のゴール前、西村さんが先頭で引いてくれて、射出。
1人さされたが、無事にゴール。

結果は12位。


うむ。ち○カスな順位だ。


どうしてこの順位になったのか。
考察をしないといけない。

大きな理由は、ラスト15分前の中切れにあったこと。

集団の後方は中切れが発生しやすい。
前方は中切れが発生しても、後方から埋める人が沢山出てくるので、すぐ穴は埋まる。
ただ、後方で切れてしまうと、埋める人数が少なく、穴が塞がりにくい。

今回のレースの一番の反省点は、中切れにあったということでは無く、中切れにあいやすい、集団の後方でポゼッションしてしまったことにある。

ではどうして、後方でポゼッションしてしまったのか。

でかい集団でも、前方と後方では選手の実力差がある。
前方をキープできる選手は、空気抵抗を受けやすいが、落車などのリスクを避けることができる、実力の高い選手が集まる。有力選手の逃げやアタックに迅速にチェックする必要性もあるからだ。
ただ、後方をキープする選手は、その逆が言える。

すなわち、今回自分は集団前方をキープする脚が無かった。

自分としても、前方キープは必須事項であるとわかっていたのに、キープ出来なかった。

集団のペースが落ちた時に、前に上がっては、気づいたら、後方に落ちてた。

所謂インターバルを自ら実施してしまい、体力がどんどんなくなっていくのがわかった。


この日は非常に暑いレースだった。


別に自分だけに陽が当たっているわけではない。

全ての選手が平等に暑い。


暑さに対応できず、体力の消耗が他の選手よりも速く、結果集団の後方でただ耐えることしかできず、結果、中切れにあい、埋めることができなかった。


最近、室内でのローラーばっかしていた。
エアコンの効いた快適な室内。

汗を掻く練習、暑い中耐える練習をしていなかった。

この反省点を生かし、ローラーはエアコンを基本消し、汗を掻く練習も合わせてするようにした。

外練も暑い中ゆっくりでもいいから長距離するようにした。


8月は筑波9耐があり、文字通り暑さとの戦いになる。